「バンコク不妊治療ナビ」代表のまにょです。
私は2019年から夫婦でタイに移住し、2021年からバンコクで不妊治療をスタートしました。
その後、約2年半にわたる治療を経て、2024年の春にようやく第一子を授かり、無事に出産することができました。そして現在は、ありがたいことに第二子をお腹に迎えています(どちらもバンコクのクリニックで授かった、大切な宝物のような子どもたちです)。
私が通っていたのは、「SAFE Fertility Center」という不妊治療クリニック。
今回は、バンコクでも数ある病院・クリニックの中からなぜここを選んだのか、その理由を体験を交えてお話ししたいと思います。
不妊治療クリニックの選び方
バンコクには、私が通っていた SAFE Fertility Center 以外にも、いくつもの不妊治療クリニックがあります。
たとえば、
- バンコク病院
- サミティベート病院
- バムルンラード病院
- バンコクIVFセンターラップラオ
このあたりは、日本人の間でもよく知られているクリニックではないでしょうか。
私自身がクリニックを選ぶときに大切にしたポイントは、
- 実績
- 費用
- アクセス
- 日本語通訳の有無
主にこの4つでした。
次から、それぞれのポイントについてくわしくお話ししていきますね。
SAFEのメリット1:実績
SAFEをはじめ、先ほどご紹介した病院やクリニックは、どこも実績があり安心して通えるところばかりです。
その中でまず大きな違いになるのが、「病院なのか、クリニックなのか」という点。

「バムルンラード病院」や「サミティベート病院」は、不妊治療以外にも幅広い診療科を持つ大きな病院です。
一方で「SAFE Fertility Center」や「バンコクIVFセンター ラップラオ」は、不妊治療に特化した専門クリニック。
大病院の安心感を好む方もいれば、専門クリニックのきめ細やかな対応を重視する方もいて、このあたりは好みが分かれるところだと思います。
私自身は「専門の方がより安心できるし、サービスも丁寧そう」と感じて、クリニックを選びました。
特にSAFEは、2007年にバンコクで開院した“タイ初の不妊治療専門クリニック”。これまでの豊富な実績からも、信頼できる選択肢だと感じています。
SAFEのメリット2:費用
費用については、その時々の状況によって変動が大きいため、一概に「ここが一番安い」とは言えません。ただ、私が治療院を検討していた2021年当時は、SAFEが他院と比べて割安に感じられました。
とはいえ、バンコクも物価が上がってきていて、不妊治療の費用も年々上昇している印象があります。
昔の体験ブログなどを見ると、今よりかなり安い料金が書かれていることも多いです。ネットの情報だけに頼らず、最新の料金表を直接取り寄せて確認することをおすすめします。
SAFEのメリット3:アクセス
実は大病院の多くは、バンコク中心部(スクンビット)から少し離れた場所にあることが多いんです。駅からシャトルバスが出ているところもありますが、頻繁に通うことを考えると、少し不便に感じました。
さらにバンコクといえば渋滞が有名。なので、できれば車移動よりも、電車で通える場所がいいなと思っていました。
その点、SAFEはBTS「チットロム駅」に直結していて、駅から徒歩1〜2分。アクセスがとても良く、電車で気軽に通えるのが大きな魅力だと感じました。
治療中は通院の回数も多くなるので、ストレスなく通える立地というのは、意外と大きな安心材料になると思います。
SAFEのメリット4:日本語通訳の有無
SAFEには日本語が堪能な通訳さんがいて、通院の時もとても安心できます。さらに、通訳さんとはLINEで直接やり取りができるので、通院以外のときでも、日常生活の中でちょっと不安なことや心配ごとがあれば、気軽に相談できるんです。
もちろん、バンコクの大病院にも日本語通訳さんはいます。ただし、毎回同じ方が担当してくれるとは限りません。
実際に私がとある大病院で検査を受けたときには、同じ日の中でも複数の通訳さんが入れ替わり立ち替わり対応してくれて、少し「たらい回しにされている…?」と感じてしまったこともありました。言葉の面では困らないのですが、落ち着いて相談できる雰囲気ではなかったです…。
その点、SAFEでは基本的に日本語通訳さんは一人だけ。ずっと同じ方が担当してくれるので、自然と信頼関係ができて、なんでも気軽に話せる存在になっていきました。
私の場合は同年代の女性だったこともあり、気づけば「◯◯ちゃん」と呼ぶくらい親しくなっていました。
もちろん、人によっては「通訳さんとはあまり距離を詰めたくない」という方もいると思います。ですが、不妊治療はどうしても不安や悩みがつきもの。そんなときに、いつでも寄り添ってくれて、治療の経過もきちんと把握してくれている固定の通訳さんがいることは、本当に心強い支えになりました。
だからこそ、「スタッフさんに気になることは気軽に相談したい」「メンタル面でも手厚いサポートがほしい」と考えている方には、通訳さんが固定でついてくれるSAFEを、自信を持っておすすめできます。
SAFEでの治療経過まとめ
以上が、私が数あるバンコクのクリニックの中からSAFEを選んだ理由です。
実際の治療経過について
次回の記事からは、実際の治療経過について、もう少し具体的にお話ししていきます。
不妊検査

タイミング法:5回

人工受精:3回

採卵・着床前診断(PGT-A)
体外受精・精子選択術(IMSI)
それぞれの流れやかかった費用なども交えながらご紹介する予定です。
タイでの不妊治療を検討されている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
ぜひ続きもご覧になってくださいね。