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【タイ不妊治療ブログ】バンコク・SAFEでの胚移植|流れと費用

「バンコク不妊治療ナビ」代表のまにょです。

今回は、私たち夫婦がタイ・バンコクのSAFE Fertility Centerで実際に取り組んだ胚移植についてお話ししたいと思います。

バンコクには不妊治療クリニックが数多くありますが、その中でなぜ私たちがSAFEを選んだのか。そしてこれまでにチャレンジしてきた「人工授精」「顕微授精」「着床前診断(PGT-A)」などの治療については、以下の記事にまとめています。

あわせて読んでいただけると、より流れがわかりやすいと思います。

目次

これまでの不妊治療をおさらい

私たちはバンコクのSAFEで不妊治療をスタートし、

  • タイミング法:5回
  • 人工授精:3回
  • 採卵→体外受精(IMSI)

とステップアップしてきました。

さらに、着床前診断(PGT-A)では 合計5個の正常胚(すべて男の子) を凍結。

そしていよいよ、この胚を子宮に戻す「胚移植」の段階に入ります。

ここまでくるのに、すでに200万円以上の費用がかかっていました。

それでも、「この努力がきっと実を結びますように」と信じて、最後の大きな山に挑む気持ちで臨みました。

期待と不安が入り混じる中、私たちの“決戦の周期”が始まります。

胚移植の流れ

採卵を終えたあとは、子宮や卵巣が一時的に腫れていることもあり、体をしっかり休ませてから移植をした方が良いとのことでした。

医師からも「最低でも生理1周期分は間をあけてね」と言われていたので、その期間に日本への一時帰国などの用事を済ませ、約3ヶ月の間をおいてから、いよいよ移植に臨むことになりました。

  • 2023年4月:採卵
  • 2023年7月:移植

このようなスケジュールとなりました。

移植の準備が進む中で、クリニックからはこんな質問も。

「移植は1個? それとも2個同時に移植して双子を狙う?」

少し悩みましたが、通訳さんから

「双子はお母さんの体への負担が大きいので、あまりおすすめしません」

とアドバイスをいただきました。

また、もしうまくいかなかった場合、大事な胚盤胞を2個同時に失ってしまうのが怖かったこともあり、最終的に1個だけを移植することに。

私は慎重に1個を選びましたが、実際にSAFEに通っていた日本人の方で、2個同時に移植して双子を無事に出産された方もいらっしゃるそうです。

今回移植したのは、胚盤胞の中でも一番グレードが高かった「4AA(AIスコア8.8)」。医師にも「とても状態が良いですよ」と言われていて、希望と緊張が入り混じる中での移植となりました。

胚移植当日の流れ

当日のスケジュールは、次のような流れでした。

  • 朝9時半:クリニック到着
  • 朝10時半:移植スタート
  • 処置後は2時間ほど横になって安静にしてから終了

この日も、クリニックに行く前からトイレを我慢。移植前に膀胱をふくらませておくことで、エコーの映りがよくなるためです。

処置の流れ自体はとてもシンプルで、麻酔も不要。あっという間の数分で終わってしまいました。

雰囲気としては、以前の人工授精の時とよく似ていて、緊張でドキドキしていた割には「えっ、もう終わり?」と拍子抜けしてしまったほどです。

処置中の痛みもほとんどなく、終了後はベッドで2時間ほど横になって安静に。
その後、ナースさんに声をかけてもらい、ゆっくり帰宅しました。

移植後は、妊娠を維持するためのホルモン剤もいくつか処方されました。

また、着床が行われるのは移植から約2日後とのことで、「移植当日を含めた3日間は安静に。外出や激しい動きは控えてね」と指示を受けました。

胚移植当日の金額

項目金額(バーツ)
凍結胚移植48,000
アトシバン(子宮収縮を抑える薬)7,500
エンブリオグルー(胚接着剤)10,000
追加薬剤5,930
合計71,430

体外授精当日の料金は、当時のレートで約25万円でした。

※こちらはあくまで2022年当時の料金です。2025年現在の価格については、以下よりお問い合わせください。

胚移植を終えて、「今回こそは…!」

通訳さんからは、

「顕微授精1回あたりの妊娠成功率は60〜70%くらいですよ」

と説明を受けていました。

その数字を聞いて、これまでの努力がようやく実るかもしれない…

そんな期待が大きくふくらみました。

長く続いた不妊治療も、ようやく山を越えたような気がして、「今回こそは…!」という思いでいっぱいでした。

とはいえ、結果が出るまではやっぱり不安もつきもの。私も夫も、ついつい毎日ネット検索ばかりしてしまい(笑)

「顕微授精もした、IMSIもした、PGT-Aもした。やれることは全部やったんだから、きっと大丈夫!」とお互いに言い聞かせながら、妊娠判定日を待ちました。

次回はいよいよ、ドキドキの妊娠判定日です。

これまでの努力がどんな結果に結びついたのか…

ぜひ、次の記事もあわせてご覧くださいね。

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